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こちらのページでは、『MAS監査』の導入により成功されたお客様の事例をご紹介します。
『MAS監査』導入前は、資金に関してどんぶり勘定で、手元資金も正確に把握できていませんでした。
とにかく目の前の仕事さえ真面目に取り組めば利益が出ると信じて、設備投資などを積極的に行ってきました。その結果、決算で蓋を開けたら全くお金がない・・・という状況に。
何か手を打たなければならないという危機感を感じているとき、『MAS監査』をすすめられたのがきっかけでした。
初年度は希望的数値としてひとまず単年度の計画を立案。毎月の社長、専務らの経営会議で達成度を確認し、翌月の行動計画を考えて、実行するようになりました。
さらに翌年度からは現実的に可能な数値を目標として設定していき、達成率も年を追うごとに高くなりました。
その後、経営会議に各部門の幹部も參加することになり、当月の予算を達成するための具体的な行動を議論し、実行できるようになりました。また、幹部の下で働く社員も、工事現場から帰社後、毎日の売上高を計算し、幹部に報告する流れが生まれました。
このように、社長から末端の社員まで、全員が数字を意識するようになった結果、導入から約5年でおよそ2.3倍の3億5,000万円と、過去最高の売上高を計上しました。
直接のきっかけは父の死でした。後を引継ぐかたちで社長に就任し、金融機関に挨拶回りをした際、メインバンクから「これ以上は融資できない」と言われたんです。
調べてみると、年商の半年分に相当する借入金を抱えていました。知人の経営者に相談すると、「会社は赤字で潰れるんじゃない。現金不足で潰れるんだ」と言われました。
このとき初めてキャッシュフローの大切さを理解したのです。
「これではいけない」と『MAS監査』を導入し、銀行への返済計画を整理。金融機関にローンの組み換えを以来し、何とか財務整理を改善できました。
『MAS監査』によって実現したのは財務環境の改善だけではありませんん。資金繰りに余裕がでたおかげで悲願だった新規の自社ブランド展開の夢も叶ったんです。
元々、私が入社した1990年台前半の当社はOEM(相手先ブランドによる生産)への依存度が高く、自分達に意思決定権もありません。でも、自分の運命は自分で決められるようにしたかった。
自社ブランドの強化は悲願だったんです。私が社長に就任した2003年以降、『MAS監査』を導入しつつ自社製品の比率を高める努力をしてきました。現在は家庭用の冷凍食品が前年比60~80%の伸びで育ち、売上の1割強を占めるように。
さらに『NOAGE』という飲料製品も開発し、販売しています。
『MAS監査』の導入を機に、まず「自分たちが何をがんばればいいのか?」がわかりました。同時に決算書を読む勉強会を開催。業績向上には「売上拡大」「粗利益率アップ」「コスト管理」という3つのポイントを共有しました。その上で社長以下幹部が経営改善を分担。例えば「売上拡大」ではイベントやセールを企画・実施。「粗利益率アップ」ではメーカー倉庫から廃盤品を探しだして格安で仕入れることにしました。また、「コスト管理」では在庫管理を徹底した他、営業時間内に全員で掃除を行い、売れる商品がほこりをかぶることをなくし、無駄な発注とコスト削減に繋げました。
これらを年間計画に盛り込み、毎月の予実会議で管理していったんです。
今では毎年3月に開く経営計画発表会に各社員の目標までを盛り込むなど、経営に対して全社で取り組んでいます。
利益率向上やコスト削減が自分たちの給与やボーナスに直接結びつくことが理解できれば、おのずとスタッフのモチベーションは高まりますからね。先代の頃から「スタッフ満足の追求」を掲げ、社員を大切にしてきた土壌があったからこそ実現できたことだと自負しています。
こうした取り組みの結果、利益を出せる企業体質になりました。前期は過去最高の売り上げを達成。無借金となったのを機に昨年、2号店をオープンした。ここで得たノウハウを生かしてさらに出店を加速させていく計画です。
景気の先行きが不透明な中、経営上は常に危機感を感じていました。また、先細りを防ぐために手を打つ必要性も感じており、従来と違う視点を求めてまずは『将軍の日』を受講しました。
セミナーでは自社分析と数値計画立案により、今までは漠然としていた売上目標が明確になりました。それと同時に、これまではただ「がんばれ」と従業員に言うだけで、実際は何もしてこなかったことに気付かされました。具体的な取り組みを進めるため、早速『MAS監査』を導入し、従業員にも会社と個人の現状と数値目標を開示しました。
会社の数値を見せることには抵抗があり、辞める従業員も出るのではと思っていました。でも、結果が逆でした。
従業員たちに個人の売上実績(監督した現場の売上合計)を見せると、みんなイメージを下回る業績にショックを受けたようです。ところが、会社の今後の売上目標を共有したところ、「目標を達成するには1人ひとりがもっと努力しなくては」という意識が芽生え、やる気になってくれたんです。
今はそれぞれが積極的に仕事に取り組んでくれるようになり、従業員同士でスケジュールを細やかに共有しながら、効率的な現場の配置を話し合っています。
現場の割り振りや交渉は社長任せだった以前とは明らかに変わりましたね。『MAS監査』により、従業員に経営者意識が芽生えました。「数字の力」の大きさを実感しています。